こんにちは。
雨かと思ったら、お日様が差し込んで一気に春らしくなりました♪
こうでなくっちゃ!!みんなが大好きな春なんですもの💛
先日書いたブログ・・・
実は、その後・・・があるんです。
私は、早生まれ。
そして、ちょっと世間知らずのおっとりした子供でした。
もう、先日のブログを読んだ方は、天然だな・・・って感じたかもしれませんが・・・(;^ω^)
だから、入学したての私のことを、きっと担任の先生もいつも気にかけて下さっていたんだと思います。
だから、しっかり者のともこちゃんに、一緒に帰るようにお願いしていたんですね。
・・・今頃、そうだったんだろうな・・・ってわかったんですが。
私が、畑に迷い込んだ次の日、先生がみんなに大きくなったらなりたいものを書こうって言ったんです。
いまどきの子と違って、将来の夢なんてわからなかったと思います。
私の席は、窓際。
外の花壇には、色とりどりのチューリップが咲いていて、
まだ、昨日の楽しかったことが、頭の中いっぱいで・・・
チューリップを見ていたら、「また行きたいな~」って思ったりしていたことを覚えています。
そして、チャイムぎりぎりで決めた将来の夢。
「ちゅーりぷになりたい」
・・・あちゃー・・・
そう・・・なれないものを将来の夢に書いたのは、私だけでした。
それが、おかしいことも感じないまま、文集は思い出の箱にしまわれ・・・
月日が流れ・・・20数年たったある日。
いつものように仕事から帰ると、私宛の大きな封筒がありました。
差出人を見たら、「1年2組 いがらしゆみこ」と書いてありました。
え?!先生?!
急いで封筒を開けてみると、中にはお手紙と文集が入っていました。
「拝啓、晶子様。
あなたが入学してきた日のことが、昨日のことのように思います。
月日の流れは早く、あなたはもう立派な女性になられているんですね。」
あなたの書いた、将来の夢・・・
少し形は違うけれど、夢が叶いましたね。
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どうか、あの日おとぎの国で出会った、感動や人の温かさを忘れずに、
これからも、人を幸せにできる女性でありつづけてください。
私はずっと、あなたの担任です。
これからも、夢に向かって頑張ってください。
益々のご活躍をお祈りしています。
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1年2組担任 いがらし ゆみこ」
頭のてっぺんから、つま先まで 突っ切るようななにか・・・
先生は、新聞やテレビでお花を生ける私を見て、あの日の文集を思い出し、大きくなったなって思ってくださっていたんです。
ある時、お花の記事を頼まれた時に、おとぎの国の話を書いたんです。
その紙面を見て、今のあなたに見てもらいたいと、倉庫の中から20数年前の文集を
探し、送ってくれたんです。
・・・プルルルル♪・・・
心臓はドキドキ、何を話すかなんて考えないまま電話。
「先生、晶子です。
私・・・先生、文集の・・・畑の事・・・ちゅーりぷ・・・」
もう、次々に出てくる言葉はどれも単語で、何から話したらいいかまとまらなくって。
最後は涙でちゃんと喋れなくって。
先生はクスクス笑って、
「晶子ちゃん、声も変わってないけど、おしゃべりもそのまんま」って。
「私の教師生活の中で、あんな夢を書いた子は、あなただけ。
だから、忘れられなくって、いつも気になっていたのよ。」
先生とお話ししたのは、20数年ぶりなのに、やっぱりゆみこ先生もそのまま。
先生は「この文集は、あなたに子供ができたら見せてあげてね。いつかあなたに再会できる時が来たらと思ってとっておいたの。そういってくれました。
ずっと先生が、いつか私に渡そうと大事にもっていてくれた文集。
ありがとう・・・先生♡
立たされるとき、名前を呼んだら、褒められると思ってか、すごくいい顔したから
叱るのがかわいそうだったことや、先生がその後おばあちゃんに謝りに行ってくれていたこと・・・
先生から知らなかったことを聞いて、すごく温かなきもちになったな。
そんな日から更に10数年・・・
ちょうどチューリップの咲くころだったな・・・あの日。
私の子供も、1年2組。
将来の夢あるのかな・・・今日の夜ベッドに入ったらゆっくり聞いてみよう。
もし、チューリップになりたいって言ったら???
「なれるといいね💛」・・そうママは決めてるよ・・・