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おとぎの国

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こんばんは。
最近は、雨ばかり・・・
こんな日は元気カラーの人参のジャムを炊きましょ♡

人参といえば忘れられない思い出があるんです。

私が1年生になりたてのある日、初めてできたお友達のともこちゃんとの帰り道。
「あっこちゃん、今日はこっちの道から帰るで」
「でも、決まった道から帰らないと怒られるもん」

そんな言葉は気にしない大物ともこちゃんは、私の手をぐいぐい引っ張って、
細い坂道を上った。

そこは広ーい畑。
・・・とは知らず・・・

「あっこちゃん、これ引っ張ってみ!」
「うん」・・・引っ張ってみたら、こっちは白!!こっちはオレンジ!!そしてこっちはなんかゴロゴロついてる!!

「と・と・ともこちゃん!!これって人参だよね?」
「ピーターラビットの絵本に出てくる人参だよね???」
「すんごーーーーい!!」
大興奮の私。

・・・うちは過保護だったので、ずいぶん世間知らずだったんです・・・

だって、人参が土の中にあることも、葉っぱが付いていることも知らなかったんです(;^ω^)
ともこちゃんは、知っていたのかな…

「ともこちゃん!こっちは私が引っ張るから、ともこちゃんは、こっちね!!」

もう興奮MAX!!

主導権はすっかり私に変って、「ともこちゃん!!ここはおとぎの国だよね!!
ここは二人の秘密にしよっ!!」

ランドセルをひっくり返して、もらったばかりの教科書をぜーんぶほおりだして、ありったけの人参を詰め込んで、「これはお母さんに♡」
「このお花は、おばあちゃんにお土産♡」

きっとお母さんびっくりするだろうなー💛

もう見せたくって自慢したくって、大興奮のまま、全速力でお家まで帰ったな。

「どうしたの?」
「あのね、お母さんにだけ教えてあげる!!おとぎの国を見つけたの」
「人参がね・・・」

息をするのが精いっぱい。
ランドセルをひっくり返して人参を並べて、「すごいでしょ!!」

そう、きっとその頃、お母さんは何があったのか気づいていたんだと思います。

・・・ピンポーン・・・

「お客さんだから、ちょっと待っていてね。」

少ししてお母さんは、泥だらけの教科書をもって戻ってきた。
そして私に「おとぎの国へ連れて行って」って言って、なぜかお客さんも一緒におとぎの国に・・・

おとぎの国についてしまった・・・どうしよう・・・内緒なのに・・・

そしたら、おばあちゃんが、「あなたはこっちね」「人参は葉っぱの付け根をしっかり持って、まっすぐに引っ張るんやで」って教えてくれた♡

そっか・・・そうしたら葉っぱがちぎれないんだ!!
おばあちゃん、すごい!!残りの人参をみんな抜かしてくれた。


その後の事といえば、次の日に廊下に立たされたことしか記憶にないんだけど、
お母さんが、私に子供ができた時に話してくれたこと・・・

畑のおばあちゃんが、一部始終を見ていて、「あんまりにも楽しそうに野菜を収穫?してるんで、おかしくって、おこる気になれませんでした」って。
そして次の日に、教科書がないと困るだろうからと、私のあとを付いてきてくれたんだそうです。

きっとおばあちゃん、私を見失わないように、走ってくれたんだろうな・・・
しんどかっただろうな・・・
っていうか、大事に育てたお野菜を片っ端から引っこ抜かれているのに、母に叱らないで下さいねって言ってくれたんですって。

本当におばあちゃん・・・やさしい♡

母は、申し訳ないので、引っこ抜いた人参や野菜をお買い物させていただいて、あまりにも沢山あった人参をどうしようかって困ったんよって話してくれました。

今ではちょっと恥ずかしいような、懐かしい思いで・・・
人参のジャムを炊くたびに、思いだします(^ω^)

おばあちゃんにもし会えるなら、人参のジャムをたくさん持ってお礼とお詫びに行きたいな…って思います。

今でも鮮明に覚えているおとぎの国への道。

次のお休みに1年生になりたての娘を連れて行ってみようかな💛
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by cotocoto4 | 2015-04-15 01:50 | コンフィチュール