あけましておめでとうございます。
昨年は、皆様に支えていただき、とても素晴らしい1年を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございました。
私の一年始まりの準備は、12月に入ると少しずつ始まります。
今年もいつものように12月に入った時から、今日はキッチン、今日はパントリー・・・と少しずつお片付けをして、大掃除の締めくくりは、ジャムの炊き込みを終えたジャム小屋。
狭くてちょっと不便なところもあるジャム小屋は、一番長く過ごした場所。
楽しいことも、嬉しいことも、ワクワクしたこともみんなここから生まれ、私の夢がつまった場所。
すっかりきれいに片づけられた部屋には、澄んだ空気が流れ、またやってくる一年が素晴らしいものになるような・・・そんな気持ちになりました。
30日は恒例のお餅つき。
寒い井戸場に置かれた石臼は、江戸時代からのもので、お祝いの時には必ずみんなが集まって
温かいむしろにむかって、手を温めながら10升のお餅をつきます。
今は、もっと簡単にお餅ができるような機械もありますが、手間のかかる昔ながらの
こんなお餅つきも、私は好きです。
今年は100年も使われているバケツの話を聞いて、この井戸場で100回も使われてきたことに
感動したり、そのバケツを私が・・・そしてまた息子のお嫁さんが使っていくのかも・・・って思うと感慨ぶかい思いでした。
いつしか、お餅を返すのも、丸めるのもおばあちゃんからバトンを受け継いで私の役目。
そして31日。
いつもの器にお花を生けて、菊の香り、松の香りに癒されながら
おせち料理を作ってお重に詰めます。
お嫁に行くとき、「受け継がれたおせちの味をしっかり教わって受け継いでいきたい」とちょっと背伸びしてかった重箱。
箱から出すのは1年に一度だけなんだけど、毎年きりっと気持ちが引き締まります。
これまで、おばあちゃんと作ってきたおせち料理。
今は私の役目です。
時の流れとともに、お正月の迎え方も変わってきていますが、私は昔から伝わってきた
こんなお正月の迎え方が愛おしく思います。
おじいちゃんには、食べやすいように少しづつ取り分けて・・・
沢山食べられないから、見て楽しめるように。
おばあちゃんが、そのまたおじいちゃんにしてきた計らいもすべてを受け継いで・・・
こうして迎えたお正月。
おせち料理を囲んで幸せなひと時。
どんな一年にしたいか心に決め、氏神様にお参り。
自分にしっかり向き合って心の在り方を見つめることが出来るお正月となりました。
同じことの繰り返し。
「毎年の事」が今年も出来ることの幸せに感謝し、この一年も丁寧に歩んでいきたいと思います。
ゆっくり、ゆっくりのcotocotoですがどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって、笑顔あふれる一年になりますように・・・♡